サークル
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2005.2.6 UP
五段階評価
| お勧め度 |
★★★★★ |
| エロ度 |
★★★★ |
| ゲーム性 |
★★ |
| シナリオ(ゲームデザイン) |
★★★★ |
| システム |
★★★ |
エンディングコンプまで8時間ぐらいかかりました。体験版が長かったのでボリュームがありそうだとは思ってはいたのですが、インストールに628MBも要して商業作品並みのボリュームがある上に(女性のみ)フルボイスであったのには少々驚きました。エッチシーンは、セックスシミュレーションという性格であるためにCGの使いまわしが多いのですが、シーン数は膨大であり、段々と濃くなるテキストは、かなりのエロさが出ています。最後の最後には、ハッピーエンドなのにも関わらず切なさが残るシナリオは秀逸。映画のような純愛系のラブロマンスとしても楽しめて、アダルトエンターテイメントな作品と言えるでしょう。更に、それが1,500+α円という価格で楽しめるのですから、惹かれるものがあれば是非プレイしてみて欲しい作品です。
いきなりルミナのエッチシーンで掴みが入るのは面食らいましたが、序盤は日常描写の中で主人公やその回りの状況を少しずつ描写して行くので、ちょっと話の展開のテンポが遅くて退屈と感じるため、プレイ放棄させないためのニンジンを目の前にぶら下げる効果を狙ったものでしょう。見事に引っかかった人が書いているので間違いありません。そんなことを狙わなくてもプレイさせ続けるような面白い日常描写のテキストで引っ張ってもらえた方が嬉しいのですが、それほど酷いテキストというわけではありませんので、贅沢を言えばという程度です。中盤になれば、家庭教師のルミナに勉強だけではなくエッチの家庭教師をしてもらえるので、純愛系とは思えないようなエロエロなシーンを堪能できます。
エッチシーンは簡易なセックスシミュレーション的なもので、キス・胸・秘処の愛撫コマンドが並んでいて、コマンドを選んでいくうちに、挿入できるようになる。という風になっています。主人公が経験を積み重ねるごとにコマンドが増えたり、エッチシーンの内容が濃くなって行きます。エッチシーンが終わると、レベルアップの画面がファンファーレと共に現れたり、ルミナさんの寸評が聞けたりするなど、飽きさせないような工夫が凝らされていて、プレイ意欲がかき立てられます。
純愛系と紹介しましたが、ひとりのキャラオンリーでプレイするとバッドエンドになるため、ルミナと東夜美に二股をかけることを強要されます。二股を強要されるのは、ルミナに手解きをしてもらって始めて主人公が東夜美と上手くエッチできるという設定に、作者が拘り過ぎために起きてしまった現象と思われます。特にルミナ個別エンドは、東夜美とエッチせずに迎えることもできたと思われますし、その方が自然でしょう。
声優はふぁんなを入れれば金松由花さんの一人五役。ルミナと東夜美の演じ分けは見事で、特に東夜美が日常描写でよく使う「ぷぅ」というむくれる言い回しなどは上手さを感じました。出番が少ないのでそれほど違和感はないと思いますが、綾瀬伊月は演じ分けに苦労していたように感じました。寡黙なキャラの演技は苦手なのかもしれません。釧路まりもは、アニメーションに居そうな早口で甲高い声で喋るために、拒否反応が出る人が居るかもしれません。嫌いな方は注意してください。
システム的にはシーン回想がないのが残念。特に選択肢でセーブするとコメントが『行動選択中』になってしまうため、殆どが同じコメントになって見分けがつかないので、セーブスロットで代用するのは非常に厳しい。せめてセーブ時にコメント入力を自分で行うことができれば、それほど感じないで済んだのかもしれませんが、それができないので尚更必要性を感じます。セックスシュミレーション的なエッチシーンであるため、回想を作るのに手間がかかるかもしれまんせんが、それでも欲しいと言わざるおえません。
細かいことですが、時々長いメッセージが2つに分割されてしまうことがあって、ふたつ目に短いメッセージが表示されてしまうことがありました。ボイスの再生も先に進んでしまうために、ちょっと違和感があります。フォントを小さくされると視認性に支障をきたす可能性があるので、メッセージウィンドウに表示されている丸い画像を無くしてしまった方が良かったと思われます。デザインに凝りたいのかもしれませんが、メッセージウィンドウはCGの邪魔でしかありませんから、余計なものは表示しないで欲しいものです。
☆かなりネタバレな考察
タイトルに入っている『エスエフ』ですが、言葉の定義は下記のようになっています。
SF(サイエンス-フィクション)
通常の時間と空間の枠組みを超えた出来事を科学的仮想に基づいて描いた物語。ジュール=ベルヌ・ H = G =ウェルズなどを草分けとする。SF 。空想科学小説。 三省堂提供「大辞林 第二版」より
最後のルートをプレイ後に頭に浮かんだのは映画「ゴースト/ニューヨークの幻」でした。エスエフ おねえさん☆てぃ〜ちゃ〜は、「通常の時間と空間の枠組みを超えた出来事」ではありますが「科学的仮想に基づいて」ではないので、SFとは言えませんが、SFという枠組みを借りてラブロマンスを表現した作品ではあると思います。起こった事象のみを描いていて、その事象の科学的根拠などには一切触れていません。それゆえ同じようなラブロマンスを描き、超常現象が起こっているのに、それの根拠については触れていない「ゴースト/ニューヨークの幻」が頭に浮かんだのだと思われます。
ドラマとしてのラブロマンスのみを描いていて、それとは本来別である科学的な考証などは一切省く、つまり絵になるところは描写するが、その舞台設定などは絵にならないから描写しないというところが映画的表現と言えます。小難しい科学的知識が踊ってしまう空想科学小説ではなく、誰にでも楽しめる(エンターテイメント)恋愛に焦点を合わせて、IF(もし)という設定で展開されたラブストーリー。まさにアダルトエンターテイメントと言える作品です。
DATA
発売日:2004.12.30(コミックマーケット67)
価格:1,500円(イベント価格)
システム媒体:CD-ROM1枚
マニュアル:readme.txt
コミックマーケット67特典 ぴ〜えぬ弐
インストール642.29MB(642MB NTFS)固定
CDレスプレイ可
システム:LiveMaker
解像度:640×480(フルスクリーン時のディスプレイモード指定可)
セーブ:スロット30 コメント(入力不可)日時
SOUND:個別音量調整可 音声リピート不可 キャラ毎のON/OFF不可
スキップ:強制可(CTRLキー) 既読可(自動)
メッセージ:スピード調整可(スライダー) オートモード(スライダー) バックログ確認可
CG鑑賞:12×10-8=112枠=枚
音楽鑑賞:9×2=18曲
STAFF(エンディングから、敬称略)
原画:根須魂介
シナリオ:JUN
音楽:折倉俊則 I.L.C -Image Leaf Craft-
キャスト
金松由花:主題歌及び一人五役(ルミナ、宮森 東夜美、綾瀬 伊月、釧路 まりも、ふぁんな)
金松由花さんの公認サイト せれんでぃぴてぃ
プレイ環境
Operating System: Windows XP Home Edition
Processor: Intel(R) Pentium(R) 4 CPU 2.00GHz
Memory: 704MB RAM
DirectX Version: DirectX 9.0
Display Devices: SiS 650_651_M650_740
Display Memory: 64.0 MB
Sound Devices: YAMAHA AC-XG WDM Audio