1999.4.1開設 最終更新2010.2.2

日本の現代史と戦争責任についてのホームページ

Welcome to Hayashi Hirofumi's Homepage

on Modern History and Japan's War Responsibility

林  博 史 研 究 室 へ よ う こ そ

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このホームページをご覧になるみなさんへ

日本とアジアの現代史、特に日本がアジア各地に対しておこなった侵略戦争やそのなかでおこなわれた戦争犯罪、そしてそれにともなう戦争責任、などなど、そんなことに関心のある方へのメッセージがこのホームページです。

 

年末年始のご挨拶―2010年を迎えるにあたって

旧年中も皆様方には大変お世話になりました。6月に『沖縄戦 強制された「集団自決」』(吉川弘文館)、12月に『戦犯裁判の研究』(勉誠出版)を刊行しました。また共編著で『暴力とジェンダー』(白澤社)を出しました。今年度から米軍の性暴力についての共同研究(4年計画)を始めました。ほかに戦犯裁判の共同研究、マニラ戦についての共同研究、国家暴力についての共同研究、事典の編纂、沖縄県史の資料集の編纂などなどにもかかわり、そうした共同研究のためにアメリカ、イギリス、ニュージーランド、香港、沖縄へと飛び歩いていました。あわただしい一年でしたが、そのなかでもそれなりの成果は出せたのではないかと思っています。
 
2010年はまず本を1冊書くことが課題です。同時に新しい課題にもチャレンジしようと思っています。民主党政権になり、失望やいらだたしい思いもありますが、“変る”という可能性を感じられることが大きな変化だと思います。よい方向に変えるためにも努力していきたいと思います。新年もよろしくお願いします。 
2009.12.24記

 

 前回の更新から少し時間がたってしまいました。10月末から11月にかけてニュージーランドに資料調査に行ってきました。戦犯裁判関係の資料集めです。これぞ、という資料とは出会いませんでしたが、以前から調べたいと思っていた問題について、いろいろ資料を集めることができました。ただこの9・10・11月と、ともかく忙しくて資料を読む暇がまったくありませんでした。読む時間ができれば、資料を整理してまとめたいと思っています。
 ところで、まもなく本を出します。単著ですが、書下ろしではなく論文集です。
『戦犯裁判の研究ー戦犯裁判政策の形成から東京裁判・BC級裁判まで』(勉誠出版、4200円)です。副題が大きいのですが、そうしか言いようがないので。『裁かれた戦争犯罪−イギリスの対日戦犯裁判』(岩波書店)『BC級戦犯裁判』(岩波新書)に続いて、戦犯裁判関係では3冊目になります。専門書といえばそうなりますが、やや硬い論文から、比較的読みやすいものまで、いろいろ入っています。もしよければ、買っていただくか、あるいは図書館で注文してお読みください。最近の戦犯裁判研究の現状に対する、私なりの批判も書いています。

 さて、最近読んだ本で一つ紹介しておきたいのは、宋連玉『脱帝国のフェミニズムを求めて−朝鮮女性と植民地主義』(有志舎、2400円)です。いろいろ学ぶことが多い本ですが、少し印象に残った個所を引用します。

「ナショナリズムには、どう足掻いてみても性差別や少数者抑圧が必然的に内包されると主張する意見もあるが、それはどのような主義でも社会の支配原理となればそのような限界は露呈されるし、フェミニズムとて同様である。時代、状況に応じて『民族主義』『国家主義』と翻訳できるナショナリズムの中味を検証する作業は以前として残されたままである。」
「ジェンダー、民族、階級の複合的な視点を手放すと、フェミニズムの可能性を失ってしまうというのが私自身の現在の到達地点である。」

 私はフェミニズムから多くのことを学びましたし、ジェンダーの視点は不可欠であると思っています。フェミニズムと関わる人たちにも友人は多いですし、そうした人々と一緒にいろいろな運動に関わってきていますし、これからもそうでしょう。しかし一方で、以前から、かつてのマルクス主義を髣髴させるような、フェミニズムの議論の独善さ、というか傲慢さ、そしてそのあやうさを感じてきましたし、また最近では、「和解」をめぐっての一部のフェミニストの陥っている陥穽は、大きな問題だと思っています。そうした中で、宋連玉さんのしっかりと地に足のついた、議論には大変学ぶところが多いと同時に、励まされる思いです。ぜひみなさんもお読みください。
 どれほどすぐれたものであれ、一つの“イズム”だけで考えていると、大きな間違いを犯すと思います。それと、“事実”を大事にすること。“言説”や“記憶”ばかり追いかけていると、あるいは事実を軽視して、自分の頭の中での空想と理屈ばかりで考えていると、足が地から離れてフワフワと……、という傾向があるように思うのですが。
 なお宋さんを含めた、何人かで共同研究の成果をまもなく本として刊行します。来年になると思いますが、またお知らせします。
2009.12.1記

   

更新インフォメーション

2010.2.2 “私の本や論文の一覧”に、『戦犯裁判の研究』のあとがきを掲載しました。
2009.12.24 
巻頭に年末年始のごあいさつを、“論文のページ”に“世界史の中の現在”を掲載しました。
2009.12.1 
巻頭にエッセイを追加しました。
2009.10.22 
“論文のページ”にマレーシア住民虐殺と原爆投下”を掲載しました。
2009.9.19 
“論文のページ”に日本の戦争責任を問う沖縄戦「集団自決」と日本軍「慰安婦」問題と現代日本”を掲載しました。
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私の基本的なスタンス last update 2003.10.30
                私の研究・発言の基本的な姿勢について、なぜこうした問題に取り組むのかについて書いています。

私の本や論文の一覧 last update 2010.2.2
     これまで書いた本や論文、新聞記事の一覧を載せています。単行本については、その内容をかんたんに紹介しています。

論文のページ last update 2009.12.24
     私の書いたいくつかの論文や講演録の全文(または抄録)を掲載しています。日本軍「慰安婦」、沖縄戦、アジア太平洋戦争、その他。

English My Articles in English  last update 2009.5.26
        英語で書いた論文やエッセイを掲載しています。

Essay(少しまじめなエッセイ)+巻頭エッセイ(過去掲載分) last update 2010.2.2
        現代史や現在の日本に関わるような問題についての私の短いエッセイです。
        巻頭エッセイの過去の分もここに入れてあります。

Essay(趣味のエッセイ) last update 2009.10.22
          息抜きのための趣味のエッセイです。サッカーや音楽、ミュージカル・演劇、その他。
         私の選んだ世界ベスト・イレブン

本やビデオの紹介 last update2008.10.18
        私が読んだ(見た)本やビデオなどを紹介するページです。

日本の戦争責任資料センター
        このホームページにも深く関わりがある、日本の戦争責任資料センターに関するページです。

自己紹介 last update 2007.7.3
        このホームページを開いている林博史の自己紹介です。

関連するホームページとブログ last update 2007.7.23
        このホームページのテーマに関係あるホームページの紹介です。気づき次第増やしていきます。授業関係は別館を見てください。

Annex別館   Annexには次の二つのコーナーがあります。

 関東学院大学林研究室  ゼミや講義など学生院生用のコーナー。このコーナーは更新インフォメーションに記載されていなくても随時更新しています。

 現代史ギャラリー これまでに撮った現代史に関わる写真(沖縄、マレー半島の華僑粛清・慰安所、                ナチ強制収容所など)を掲載しています。

  →Annex別館入口(現在のウェッブサイトを離れます)

 

                                   

 

 

シンガポール華僑粛清検問場所地図

 2007年6月に出た私の本『シンガポール華僑粛清』(高文研)に掲載できなかった、検問場所の詳細な地図10点をここからダウンロードできるようにしました。pdfファイルです。現場に行ってみようという方のために作りましたので、ご活用ください。  ここからダウンロードしてください。
    2007.6.21新しいファイルをアップしました。

 


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