1999.4.1開設 最終更新2012.4.15

日本の現代史と戦争責任についてのホームページ

Welcome to Hayashi Hirofumi's Homepage

on Modern History and Japan's War Responsibility

林  博 史 研 究 室 へ よ う こ そ

English

このホームページをご覧になるみなさんへ

 日本とアジアの現代史、特に日本がアジア各地に対しておこなった侵略戦争やそのなかでおこなわれた戦争犯罪、そしてそれにともなう戦争責任、などなど、そんなことに関心のある方へのメッセージがこのホームページです。

 

                       お知らせ

現在、このウェブサイトの移転をおこないつつあります。新しいサイトは、
http://www.geocities.jp/hhhirofumi/
 に開設予定です。しばらくは、いまのサイトでご覧ください。  
2012.4.17現在

 

  2012年もはや2ヶ月がたとうとしています。ようやく今年度も終わりですが、最近の大学は春休みが非常に短くなり、あっという間に新学期が始まります。夏休みも教員にとっては正味1ヶ月ほどしかなく、研究をやらせない策謀としか思えません。
 さてこの2月にも韓国に行ってきました。「平和の碑」に一日あけて行ったのですが、服装がずいぶん違っています。12月に行ったときは、控えめに帽子やマフラーなどだったのですが、いまは顔だけ出して、寒くないように全身を毛布やジャケットでくるんでいます。像ではなく、心と血の通った少女のように思い、世話をする人たちの気持ちが伝わってきます。             

 最近の日本の状況を見ていると、特に大阪の某市長の人権蹂躙のひどさに対して、あまりにも鈍感な市民の姿を見ていると、基本的人権とか、人の尊厳、もっとひらたく言えば、一人ひとりを人間として大切にすることが、これほどまでに軽視・無視されているのか、と思います。“公務員”やある種の人々を攻撃することによって、自分たちの首を絞めているにもかかわらず、そのことを嬉々として歓迎している有様は、何と言えばいいのでしょうか。経済経営の論理ではなく、人間の論理をどのようにして強めるのか…………。2012.2.24

 

                                  2011年を送り、2012年を迎えるにあたって

  この10月から年末になって、著書『米軍基地の歴史―世界ネットワークの形成と展開』(吉川弘文館、1785円)、論文「日本軍「慰安婦」研究の成果と課題」(『女性・戦争・人権』第11号、201110月、行路社、2000円+税)、インタビュー記録「戦犯裁判はいかに行われたか」(徐勝・前田朗編『文明と野蛮を超えて―わたしたちの東アジア歴史・人権・平和宣言』かもがわ出版、2011年、2800円+税)、エッセイ「原発・基地そして戦争責任」(『arc15号、レイライン発行、201110、1200円+税)、インタビュー「いま戦争責任を問いかける意味―侵略戦争の歴史と戦後基地の成り立ちをふりかえる」(『前衛』20121月)が刊行されました。
 『米軍基地の歴史』は19世紀末から1960年ごろにかけての世界的な基地ネットワークの形成と展開を追いかけたものです。比較的安い本ですので、ぜひ書店でお求めください。
 
「日本軍「慰安婦」研究の成果と課題」は、2010年6月に開催された「女性・戦争・人権」学会でのシンポジウムで話した内容を基に書き下ろしたものです。当日は30分ほどしか時間がなかったのですが、論文はかなり長くなっています。この雑誌も書店で購入できます。一読していただくと、書きたいことを書いているという印象を受けるかもしれませんが、これでもかなり削って削って、穏健になるように抑えたものです。いずれにせよ、この10年ほどの研究の成果を整理したものとして、それなりに意味はあると思っています。研究は前進しながらも、運動が停滞後退しているのが残念ですが。
 インタビュー記録
「戦犯裁判はいかに行われたか」は、主に植民地問題を扱った本に収録されたものですが、私は戦犯裁判について話しています。植民地責任について、勉強になるインタビューがたくさん掲載されており、インタビュー記録なので読みやすく、お勧めの本です。
 エッセイは、『arc』という雑誌に書いたもので、タイトルの通り、原発と米軍基地と戦争責任を関連付けて論じたものです。これも書店で購入できます。
 最後に、インタビューの内容をまとめたものが、
「いま戦争責任を問いかける意味」です。いろいろなことをあれこれしゃべった内容を編集者がうまく整理してくれました。こういう優秀な編集者がいると、こちらは大変楽ですね。
 
2011年も終わりです。民主党政権が、次々と自民党以上のひどい政策を出している中で今年も終えようとしています。つまり民主党・自民党・公明党の3党で国会の圧倒的多数を握って悪事を進めており、それを(一見)批判する勢力も(これが多くの支持を集めているのですが)、平和主義や民主主義を公然と攻撃する似非(えせ)改革派しかいないという状況です。マスメディアはますます翼賛体制化し、大事なことから国民の目をそらせることばかりしています。社会党(社民党)は自滅し、共産党は高齢者政党になりつつある。どうすれば、この状況を変えられるのか……、重く陰鬱な年末です。いまNHKの朝の連続ドラマ「カーネーション」が面白いので見ていますが、どんな困難にも、いつも前向きに生きていこうとする主人公の姿に、共鳴するところ大です。ともかく明日を信じて前向きに努力していくしかない、と。皆さん方にとっても2012年がよい年になりますように。 2011.12.28
 

 この12月16日と17日に韓国のソウルで、「東アジア米軍基地問題と女性の人権」ワークショップがあったので、ソウルに行ってきました。その機会に14日に建立された「平和の碑」を訪ねてきました。
 左端が正面から見たところです。連日、氷点下の寒い日が続いており、市民の手によって、毛糸の帽子やマフラー、ひざ掛け、足元にもマウラーが巻いていました。少女を思いやる、市民の気持ちがグッときました。真ん中の写真は、後ろ側から撮ったものですが、正面が日本大使館です。日本大使館、つまり日本政府と国民に向かって、穏やかな顔でじっと見ている姿が印象的です。後ろに影があり、年取った現在のハルモニたちの姿がイメージされています。十代の少女から八十、九十歳になる今とを結ぶ影です。横にあるプレートには、韓国語と英語、日本語の三か国語で、「1992年1月8日、日本軍「慰安婦」問題解決のための水曜デモが、ここ日本大使館前ではじまった。2011年12月14日、1000回を迎えるにあたり、その崇高な精神と歴史を引き継ぐため、ここに平和の碑を建立する。」と書かれています。


 私もハルモニたちや韓国、日本の市民たちと一緒に何度もこの水曜集会に参加しましたがーその多くは冬の寒い日でしたー、この「平和の碑」の少女の穏やかな顔を見ていると、自らの恥ずべき犯罪を直視せずに逃げ回っている愚かで人間性の欠如した日本人と日本政府に対して、あなた方が人間性を取り戻し、日韓の市民が真の友人になる日まで、けっしてあきらめずに静かに、人間へのやさしさと信頼を持って、たたかい続けようとする、強く豊かな人間性を感じます。こうした碑を建てる韓国の市民たちの成熟さに比べて、日本人の愚かさが際立ちます。
 それにしても日本政府が恥知らずなだけでなく、この碑に対するメディアのひどさには、「恥を知れ」と怒鳴りたくなります。ちょうど韓国にいたので、ネット上でニュースを見てみましたが、日本のメディアはこれほどまでに人間性の欠如した、恥知らずになっってしまったのか、悲しくなります。「朝日新聞」など良心をかなぐり捨てたかのような論調でした(「朝日」に良心を期待したこと自体が愚かだと言われても仕方がありませんが)。つい最近も、高知の市民運動家たちが、中曽根康弘元首相が海軍士官時代に自ら率先して女性を集めて日本軍慰安所を作っていたことを示す文書を見つけて、「朝日新聞」の高知総局の記者ががんばって記事にしましたが、西日本では掲載されたにもかかわらず、東京本社はその記事を抹殺しました。首都ではそんな記事は絶対に出させないという「朝日」の犯罪性が露骨に示された事件でした。
 「朝日」をはじめとするほとんどの日本のメディアは、水曜集会1000回に呼応した日本各地での取り組みを黙殺しました。
 アジア太平洋戦争開戦から70年、ますます劣化する日本社会のなかで、何ができるのか、たたかい続けるしかない……。そんな思いで、また2011年を送るしかないのでしょうか。 
2011.12.20

  

 2011年12月に新著『米軍基地の歴史―世界ネットワークの形成と展開』(吉川弘文館、1785円)を刊行します。米軍についてはこれまで性暴力・性売買政策を中心にいくつか論文は書いてきましたが、本は初めてです。19世紀末から1960年ごろまでを扱った本です。   2011.12.3

 

おわびと訂正

“論文のページ”に掲載していた“資料紹介 日本軍の命令・電報に見るマニラ戦”について、間違って執筆途中段階のファイルを掲載していたことに気がつきました。雑誌に掲載された最終版をpdfファイルで掲載しましたので、申し訳ありませんが、以前のものを読んだ方は、差し替えていただくようお願いします。 →こちらから   2011.8.16記

      

更新インフォメーション

2012.4.15 “論文のページ”に“マニラ戦とベイビューホテル事件”を掲載しました。
2012.2.24 
巻頭にエッセイを掲載しました。
2011.12.28 
巻頭にエッセイ、「私の本や論文の一覧」に新刊書『米軍基地の歴史』の「あとがき」を掲載しました。
2011.12.20 
巻頭に韓国の「平和の碑」の写真とエッセイを掲載しました。
2011.12.3 
巻頭に新刊書『米軍基地の歴史』の案内を掲載しました。
2011.11.3 
“論文のページ”に“原発・基地そして戦争責任”を掲載しました。
2011.9.13 
巻頭に巻頭エッセイを、Essay(趣味のエッセイ)にワシントンでの宿泊について紹介しました。
2011.8.16 
“論文のページ”に掲載していた“資料紹介 日本軍の命令・電報に見るマニラ戦”について、間違って執筆途中段階のファイルを掲載していたことに気がつきました。雑誌に掲載された最終版をpdfファイルで掲載しましたので、申し訳ありませんが、以前のものを読んだ方は、差し替えていただくようお願いします。 →こちらから
2011.7.31 
巻頭に巻頭エッセイを、“論文のページ”に資料紹介看護婦にされた「慰安婦」た”を掲載しました。
2011.6.9 
巻頭に巻頭エッセイを、“論文のページ”に“書評 『旅行ガイドにないマレーシア』”を掲載しました。
                ⇒これまでの更新の履歴

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私の基本的なスタンス last update 2003.10.30
                私の研究・発言の基本的な姿勢について、なぜこうした問題に取り組むのかについて書いています。

私の本や論文の一覧 last update 2012.4.15
    これまで書いた本や論文、新聞記事の一覧を載せています。単行本については、その内容をかんたんに紹介しています。

論文のページ last update 2012.4.15
     私の書いたいくつかの論文や講演録の全文(または抄録)を掲載しています。日本軍「慰安婦」、沖縄戦、アジア太平洋戦争、その他。

English My Articles in English  last update 2009.5.26
        英語で書いた論文やエッセイを掲載しています。

Essay(少しまじめなエッセイ)+巻頭エッセイ(過去掲載分) last update 2011.12.28
        現代史や現在の日本に関わるような問題についての私の短いエッセイです。
        巻頭エッセイの過去の分もここに入れてあります。

Essay(趣味のエッセイ) last update 2012.4.15
          息抜きのための趣味のエッセイです。サッカーや音楽、ミュージカル・演劇、その他。
         私の選んだ世界ベスト・イレブン

本やビデオの紹介 last update2010.9.13
        私が読んだ(見た)本やビデオなどを紹介するページです。

日本の戦争責任資料センター
        このホームページにも深く関わりがある、日本の戦争責任資料センターに関するページです。

自己紹介 last update 2007.7.3
        このホームページを開いている林博史の自己紹介です。

 

Annex別館   Annexには次の二つのコーナーがあります。

 関東学院大学林研究室  ゼミや講義など学生院生用のコーナー。このコーナーは更新インフォメーションに記載されていなくても随時更新しています。

 現代史ギャラリー これまでに撮った現代史に関わる写真(沖縄、マレー半島の華僑粛清・慰安所、ナチ強制収容所など)を掲載しています。

  →Annex別館入口(現在のウェッブサイトを離れます)

 

                                   

 

シンガポール華僑粛清検問場所地図

 2007年6月に出た私の本『シンガポール華僑粛清』(高文研)に掲載できなかった、検問場所の詳細な地図10点をここからダウンロードできるようにしました。pdfファイルです。現場に行ってみようという方のために作りましたので、ご活用ください。  ここからダウンロードしてください。
    2007.6.21新しいファイルをアップしました。

 


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 連絡先  236-8501 横浜市金沢区六浦東1-50-1  関東学院大学経済学部 林博史
         Tel 045-786-7064(研究室直通)  045-781-2001(代表)

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