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[症状別の養生]〜
ウナギが受難の「土用」の暑い毎日は、草木も茂り子供の背丈も伸びます。暑いとカロリーも多く使うので、元気な人は多く食べますし、食べないと夏痩せをします。夏の主役は胃腸などの消化器で、全身に栄養を回します。同時に咽が乾いて水を多くのみ尿や汗も多くなります。
腰骨が支える腎臓も背骨が支える膀胱もフルに働きます。腰は体の中で最大の「関節〜チョウツガイ」があります。腰の前の腹に胃腸などがありますが、腹と腰は裏表〜陰陽で、部位は近くても反対の性質なのです。腹が病気しやすい夏場の腰痛は治り難いのです。
<胃腸は土嚢の役目>
消化器の働きを「土」に、腎臓を「水」にたとえますが、身体の「土」である腹も荒れると下痢や便秘が起きます。土用の頃は台風も多く、山も荒れ海では土用波が立ちます。東洋では「易」によりこの時期の土木作業は避けています。河川が氾濫すると、土嚢を積んで水が溢れを防ぎますが、腰と腹の関係に似ています。台風や雷は「陰気と陽気」のアンバランスで起きますが、腰痛もおなじことなのです。
<こわい季節のプレゼント>
四季にはそれぞれプレゼントが有りますが、どれも「風」に乗って来ます。春は東風で、梅の香りや、春一番の黄砂を運びます。梅雨どきから夏にかけては「湿り」を、真夏は「熱」を、秋は「燥き」を冬は「寒」を連れてきます。都会生活で壊した身体には「梅の香り」も花粉症の原因になってしまうのです。「湿り」はウツ症や関節痛で悩む人を増やし、夏は熱中症、秋はアトピーや喘息、冬は風邪引きや肺炎となるのです。
日本の美しい四季も、都会に暮らす人々の生活が「病気の苗床」になっている為に、それぞれが侵入して発病します。一口に腰痛と云っても、季節ごとに原因も予防も違うのです。
<大工さんの腰痛>
Aさん46歳は外仕事の大工で、4月末ころから外で雨に打たれながら仕事を続けていました。腰痛で病院に行き「椎間板ヘルニア」と云われました。数日の入院と点滴で治まったのですが、5月に再発し今回は手術が必要だが、「手術しても治らない場合もある」と言われ鍼灸で治して欲しいと相談に来ました。
聞けば4年前に胃潰瘍に罹っていました。その後も朝は吐き気がして食事をしないで仕事に行っていました。「胃腸と腰痛」の関係を説明し、食事指導と、腹巻、夜の靴下を勧めました。
*食事は三食とる:生野菜:刺身をやめて温野菜と火を通した魚などに切り替える。
(胃の手術後消化する機能は衰えているので、成長力の強いナマヤサイは消化が無理である)
*冷たい牛乳は胃酸で凝固する。ヨーグルトの酵素が胃に合わない場合があるので注意。
*納豆菌・サツマイモにも自分の相性を注意する。(合わないとガスが多くなる)
*「大根おろし」は根の先は成長力が強く、カラミがあるので食べない。
*冷酒:ビールは厳禁*梅雨時から夏にかけては「湿・冷・風」がスネから腹を冷やすので、腹が無力になり反対に腰がきつく痛みだします。養生は腹やスネを包み温め、飲食も温いものが良い。
*背中や腰を雨に当てると治りにくい腰痛を起こします。
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