〜宇宙に繋がる生命〜



















女性の健康…女性の健康は、身体の創られ方が「男性とはどのように違うのか」
         ここから探りを入れましょう。
目 次


2009/7/25 7 夏バテの対策
○夏の過ごし方〜〜暮らしにユトリを 気持ちにユトリを全てにリラックッスを
 夏の干支〜エトは巳ミ・午ウマ・未ヒツジの火気ですが、これは陰暦で立夏から立秋までの三ケ月です。「巳」は陽気が盛んの極み、「午」は陽が極めて逆に衰え始め「未」は成熟し美味しくなります。すべての生命は強い夏の火気を受け、極限まで伸びて、「陰」に変化しつつ成熟し、やがて枯れます。

(A)水を飲みすぎない
 水は身体をうるおし、熱を冷ます大事な働きをします。

*)しかし水分の取りすぎは胃酸などの消化液を薄めます。冷たい飲み物は全身を緊張させ体の熱を取るので、それを埋めようとして、余分なエネルギーを浪費します。夏に外に出るときは必ず帽子をかぶって、帰宅したら顔・手足はモチロンですが、頭から洗うのが一番良いのです。

*)「水と潤い」が不足すると、肌が荒れ髪もバサツキます。喉が乾きネトットした汗が出ます。掌や足の裏、頸の後ろがホテリやすく、肩こりや頭痛が現れます。梅ジュース・生姜の蜂蜜まぶしなどを飲みましょう。

(B)ナマ物をさける 

*)ナマの野菜〜野菜にも齢と勢いがあり、新鮮なものは生気が強く、老人の胃の生気とはマッチしません。カイワレが辛いのはそのせいです。レンジなどで少し火を通し野菜の生気を叩き、食べる人の年齢に合わせてください。茄子・ゴーヤ は身体を涼しくします。

*)ナマの魚貝類〜小エビや貝などの「イキヅクリ」は、人の口中でも生き続け、胃に落ちても消化されまい、殺されまいともがくので胃袋は消化不良になります。こうして魚貝を口で殺すので食べる人の心も壊し、胃袋も壊すので止めましょう。

(C)アイスが導く《胃潰瘍》

*)アイスなどが胃に入ると胃壁が寒さでふるえ動かないので、腸全体の消化が悪くなり疲れてダルクなります。
腹が冷えて疲れると腰が緊張して痛みます。また「四肢は腹から生える」と云う教えは、四肢の吊り〜緊張や痛みも腹の弱さが原因だと云う意味です。

D)冷房対策  

*)冷たさは身体に緊張を齎します。身体の内・外も肢:腰も冷さないことが何よりです。日陰にも「陽気」が溢れます。熱と冷えを避け、陽気を避ける注意が大事で帽子・マフラー・手袋・レッグウオ−マー・などをお忘れなく。

*) 夕方すぎは疲れているので「気」の合う人と会って軽いオシャベリなど。

*)食べものがこなれて小腸に吸収されるは寝る四時間前に済ます。夜食が遅い方は昼に充分なご馳走を食べて夜はパン粥など軽食にする。

*)食後に30分は自分だけの時間を作って、手芸や音楽・読書など楽しいひと時を。

*)お風呂はぬるめに腰湯かシャワーを。
怖いテレビは見ない。探偵物なども読まない。心おだやかに今日を感謝して眠る。 
2009/7/4 6 ハネームーンと<夜尿症>
○夜尿症が治らず ハネーム-ンで<三陰交>に温灸を続けた例 
 その女性が来診されたのは結婚式の十日前でした。彼氏とは恋愛でしたが、「夜尿症」のことは内緒のまま温灸を持ち新婚旅行に出かけました。毎晩床に着く前に<三陰交>に熱く感じるまでお灸をして、旅行中は「夜尿症」が治まっていました。
 彼女は長く銀行勤務で下半身の冷えが酷く、生理痛で毎月不順でした。旅行から戻って彼の家に同居する事になり義母には言わず、かくれてお灸をしていました。やがて妊娠しましたが直ぐに「切迫流産」で入院し、膣口を縛って安静にし、点滴を続けたのでお灸などは完全にできなくなり、約七ケ月後に出産しました。乳児は元気で母乳も出ましたが、母親は産後腰にトラブルが起きて前に歩けなくなり、横にのみ歩いたそうです。
 「生まれる」と云う神秘的な作業は奇しくも<三陰交>が多少は手助けをしましたが、母胎はお産を終え、胎児を育てた胎盤を排出すれば、役目を終えたという事だったでしょうか。
○<三陰交>に温灸の功罪でしょうか?
*悲しい一例の教訓  妊娠三ケ月で出血し切迫流産と診断された妊婦さんの例
 初期の流産出血は<ヘソ>に塩を入れ、その塩の上にモグサを載せて、へそに火傷しない様に間接灸をすると殆ど止まりますが、自宅では本人が<三陰交>の温灸を続けました。やがて安産で母乳の出も良かったのですが、乳児の眼に障害があったのです。何が原因なのかは判りませんが、悲しい例です。
○母乳と生理  
*離乳ができたら授乳は必ずやめる事
 昔はよく「血のミチ」とか「血のめぐり」という言葉が使われました。母乳を飲ませている間は生理が止まりますが、子供が一才近くに大きくなって母乳から離れると生理が始まり次の妊娠が準備されます。
 これは母乳も母親の全身が出しているわけで、生理も女性の若さのアカシとして月の引力を受けて全身が出しているものです。母乳も生理も同時に出ると云う事は、あり得ないのに、少子化の所為でもありこんな事例も出ています。
 五才過ぎても母乳を吸い続ける場合は、殆どが生理が出ながら母乳も少量出る方が多いようです。この場合は母親の身体が非常に衰弱し、病気の原因になるので工夫して早めに授乳をやめる事が大切です。
 
2009/5/7 5 命は「天」の摂理

*男女差のある<三陰交>の性質とツボの場所
 <三陰交>のツボは、男女ともに脚の「三陰経」と排泄機能に効きますが、特に女性では子宮と胎児に大きな影響を与えますし、膣は文字通り「奥」に隠れて在ります。
 <三陰交>のツボ
の名は文字通り三陰の経絡が〜腎・肝・脾経〜交わる点と言う意味です。肢の内踝から四横指(指幅四本)上で、脛骨側が腎・其の内側が肝・脛骨から離れて太陰脾経が横に在ります。

*<三陰交>の効能
 <三陰交>は尿道や肛門付近の炎症・麻痺などにも効果がありますが、ここでは女性の場合を述べましょう。

○妊娠三ケ月で出血し切迫流産と診断された妊婦さんの例
 流産の出血は<ヘソ>に塩を入れた間接灸で止まり、その後本人が<三陰交>の温灸を続けました。やがて安産で母乳の出も良かったのですが、乳児の眼に先天性の異常があったのです。

○ツワリを<三陰交>の温灸で治した例
 四ヶ月ごろからツワリがひどく、<当帰芍薬散>を飲みながら臨月までお灸を続けた妊婦さんは、胎児が成長しすぎて自然分娩ができませんでした。 古書には、<三陰交>のお灸は、妊娠七ヶ月までと記してあることを、告げず充分注意しなかったためです。

*<三陰交>を温灸で補えば妊婦の陰の気は「人工的に」強まります。出産には陽の気が必要ですが、人工的に陰の気を強めると陽の気が弱まり出産が遅れます。予定日の満月に大潮が寄せる日にも、母胎の陰気が強すぎれば、月の引力に従えず大潮に乗って出産することはできません。「<三陰交>の灸は七ケ月まで」と云う古書の意味は深いものでした。妊娠出産は、おおげさに言うと宇宙的なイトナミなのでそれに任せるのが、最高の方法でしょう。

*胎生水俣病に示されるこうした「天の摂理」はむごい様にさえ感じます。

 水俣湾に「チッソ」が流した水銀は海の生き物を汚染しましたが、その魚貝を食べた動物が歩けなくなり猫も踊る「水俣病」が発生し、多くの患者が現在も苦悩しています。
 数年に亘って水銀中毒に罹っていた父母の場合に、何も知らずにいた漁師の夫婦は、毎日同じように魚を食べて暮らし、大半の妊婦は流産しましたが、死産もありました。無事に生まれた嬰児は、胎生水俣病として生まれながらの水銀中毒を抱える不幸な成長を続けました。
 こうした母親たちの産後の水銀障害は驚くほど軽く、父親には妻より重い水銀障害が続きます。次の胎児を健康に産むには体内の毒素を早く排出したわけでしょう。そのための「防御本能」がこのような悲劇的な結果をもたらしたものと思います。
 この件について医師たちは、「妊婦の食べた水銀の毒が子宮に流れて胎児に入り、母親の中毒が軽くなったもの」と説明しています。

■来月のご案内

*夜尿症が治らず新婚旅行に温灸を持っていった話
*「母乳」について*母乳と生理:など

2009/4/7 4 月の引力と排卵・妊娠
月の引力が「メンス」を創り妊娠を導く
 お月さまの透明な光はすべてのイキモノを優しくいやします。独身を選択しても本人の意思に関係なく月の光は注いでメンスをいざないます。やがて健康な妊娠をすれば必ず満月に出産するのです。
*陰陽の気と子宮
 受精から十ケ月目に子宮は「陰の気」で充満します。陰陽の法則では「満ちれば転換する」もので、陰気に満ちた子宮の中は胎児もろとも陽気に替わります。丁度それは満月の日に妊娠し、メンスが停ってから十回目の満月の日に当たり、(二十八日を一ケ月と数えます)潮が満ちる陽気を受けて誕生します。

*「お月さま」と出産の神秘的なつながり
 こうして「潮の満ち干」は月が大きな引力を地球全体にもたらし、その引力で胎児は水のように流れ産道を降って産声を上げ、誕生するのです。

*産道を通るのも「お産」の作業  
 順調なとき、胎児はうずくまり頭を下げて母体の骨盤に載っています。そして胎盤ぐるみ頭で産道を押し広げて降りて来ますが、狭い産道を通過することで脊骨の連携を整え、全身の骨の形成が完成するそうです。と言い陣痛の痛みを恐れた帝王切開での出産は、胎児にとっては最初の不幸と言うわけでしょうか。

■流産の予防と治療
 日本古来の民間療法でも出産の無事を願い、<三陰交>というツボにお灸をして陰気を補って成長を促進しています。しかし配慮ある漢方医は妊娠が七ケ月になると陰気を補うのは止めています。その理由は胎児が成長しすぎて産道を通れなくなり、自然分娩が不可能になるからと説明しています。

*切迫流産の手当て
 妊娠の初期に膣から出血すると、大体は婦人科に入院して膣口を縛って安静にさせ安定月までを過ごします。流産は何かの刺激で子宮の中が陽の気に満ち、胎児がまだ育たなくても流産をします。
 日本の漢方では初期に出血したときに治療として<臍〜ヘソの塩灸>で腹の内部の粘膜に刺激を与えて、腹腔内の粘膜を収縮させ、出血を止める治療を伝えています。

安産の漢方薬
 古来日本の民間に伝わる民間薬には「ママカリ」と呼ぶ生薬があります。
 又漢方薬では「当帰芍薬散」を出産まで勧めます。これは「ツワリ」にも効果が有ります。

■来月のご案内

*<三陰交>の灸による治験例 
(イ)三ケ月で出血し切迫流産が始まっていた妊婦さんの例〜産院   での出産と<三陰交>の灸をした場合の例
(ロ)夜尿症が治らず新婚旅行にお灸を持参した例
*胎内被爆児について 
*胎生水俣病について

2009/3/11 3 輝ける更年期
[メンス]のリズム
*「血の道・月のもの」その歴史
 約二千年前から残っている「素問」という本に《十四才頃メンスが始まり二十一才頃女性として体が成長し、二十八才頃盛り、三十五才で髪が抜け、四十二才頃ホホがこけて白髪が見え四十九才でメンスが終る》と書いています。昔も今も変わらず二十八日のリズムの流れをメンスが創りますが、これは月の引力に支配されているもので、これを「血の道・月のもの」とも呼びました。

■心の働きとメンス
*病状が悪くなる排卵期
 身体と心は一つなので病気も心と深く関係しますが、特にメンスは女性の健康の中心軸と云えるでしょう。ゼンソクでもリュウマチでも排卵期には悪くなるのが普通で、病気の推移は毎月のメンス後の病状で観察せねばなりません。

*満月とメンス::ストレスとメンス
 宇宙規模の陰陽の気の大きな循環は、月の引力となって大潮を起こし、脳の視床下部にある性の中枢を刺激し、メンスのリズムを創りますが、環境からのストレスにも大きな影響をうけます。
 日常の人間関係などの刺激がストレスになってメンスが不順になり、過労からの腰痛なども女性の場合はメンスや排卵期とも絡んで経過します。心配や怒りでメンスが遅れ、母乳が止まることなどは珍しくないのです。 

*月の満ち欠けと 満潮に始まるメンス
 満月は上から欠け始めてだんだん下弦の月になり、暗い新月を過ぎ上から光って上弦の月になり、二十八日後に満月が輝き大潮が満ちます。その陽気は子宮に作用し、内膜が剥げおちて生理出血が始まり、子宮が収縮するまで生理が続きます。やがて新しい内膜に卵子が堕ちてくるという循環です。これにも二十八日掛かります。

■「更年期」と「更年期障害」
*輝ける更年期
 更年期と更年期障害は別で、更年期とは正確には女性のメンスを巡る期間の事です。子供を多く生む健康な母親は、性生活にも恵まれ、「私は更年期を知らない」と朗らかなものです。
 子育てを終えて自分の自由な人生に邁進する中年過ぎの女性や、独身の方でも生活にイキガイを持って暮らす方は更年期にも輝いています。生活目標を持てない女性や病気の方は「更年期障害」で苦労するものです。

*初潮や声変わりの早まりと閉経の遅れ
 初潮の早まりと閉経のおくれは更年期の期間を延長しました。無排卵のメンスでも不快な日々が続きます。
 少女の初潮は小学校三・四年生ころの満月の日に始まります。心がまだ発達しないのに、肉体的に成熟しているかのような、身体と心の成長のズレに問題があると言われています。男児の声変わりの時期も早まっていますので、こうした傾向は近年引き起こされている児童犯罪の原因かとも思われます。少年少女が性的に成長するこの時期は大切な心の成長期なので、家族も社会も優しく見守りましょう。

*女性だけの病気
 メンスは女性に希望と不快を背負わせる十五日間ですが、一年では百八十日、四十年では七千二百日です。このため女性は常に貧血と「気鬱」を負わされる場合が多いのです。
 其の上もしも妊娠すれば順調でも産前は十月十日間胎児を腹中に孕み育て、産後は一年近く授乳します。
 冷え症などで数種の生理不順や帯気コシケ〜白帯などの病気も起きかねませんから、女性が背負う産みの作業は男性とは比較できない神秘的な「母の心と体力」でなされています。

2009/2/9 2 文明の進展に怯える性の健康
■文明の進展は健康を不安にする          
* 文化は、人々の健康には無関心に進んでいきます。
 酸性の雨に濡れた髪は翌朝には硬くコワバリますが、こうした「複合汚染」のために、都会人の暮らしは何もかもが「健康」を阻害しています。昼間も太陽に当たらないビル内で働き、夜更かしで睡眠時間も少なく、調理した外食なので噛む必要も減り、「歯」は不要だとばかり「オヤシラズ」が自然には生えず、小腸は短縮し、粕の出ない食べもので習慣的に「便秘」が増えます。
*都会的生活が弱めた精子と卵子
 女性は冷え症や「生理不順」が増え、初潮が早まり閉経が遅れるため、不愉快な更年期が延び、弱い卵子が増えて妊娠率が低下しています。
 遺伝子研究の報告では男性を形成する「Y遺伝子」が変形」し、男児の出生が減退していると言います。恐ろしい事に「旨い牛」の細胞から精子を創り出し、雌牛に受精させてクーロン牛を出産させたそうです。
*人工授精
 「人」の人工授精も世界中に有りますが、受精卵は試験管で創っても、育てる場所は(人の子宮胎盤)だと云う事実は犯されていません。これに併せて適齢期の男女に多い「婚姻拒否症」や若夫婦の「少子化希望」も《人は如何に生きるのか》という問題を大きく投げかけています。
■スギ・ヒノキ花粉の倍増と予防法 
*草木の変形〜オバケ「コスモス」
 植物は温暖化と酸性雨・CO2濃度の上昇などに破れて、奇形や変性がおき或いは絶滅するので、野生動物の餌が減ってしまいます。またブナやドングリなどが実らず凶作なので熊・鹿・猿などが人家を襲い、畑を荒らします。もし温暖化が進んで亜熱帯化すれば更に動植物の生息区域がジワジワと北上するでしょう。
*悲鳴を上げたスギ:ヒノキ
 中でもスギ、ヒノキの花粉は前年夏の高温で増え、東京都の花粉警報は2005年は前年比30〜65倍増としています。
花粉症などに罹りやすいアレルギー体質の原因は、肉・牛乳・卵・脂・砂糖などの体内活性化酸素が原因なので、何よりの予防は菜食へ切り替えて便秘から逃れること、以外には無さそうです。
■夜尿症〜遺尿〜オネショが自然に治癒する時期   
*男児の声変わりと女児の初潮
 夜尿症の大半は男児の「声変わり」:女児の「初潮」を境に治癒する場合が多く、こうしてホルモンの変化が児童を男性・女性として全身的に成長させていくのでしょう。もしも青年期にも夜尿が続くならば排尿機能の器質的な或いは構造的な異常を検査せねばなりません。
*オネショとドモリと睡眠
 男女ともに夜尿症の児童は眠りが深く、夜更けて親が起こしても目が覚めません。また睡眠時間の長短に関わらず朝は寝坊して起きられません。更に「ことば」を話す時期が平均して遅く2歳でも話せない児童も有ります。こうした症状から夜尿症の原因には「舌」と「心」の関係が考えられます。
*「心」と言葉
<少陰心経>は「舌」を動かし「呼気」を吐きかけて言葉にしますが、「舌」の変形や<心経>の異常で「舌」の動きが悪いと2歳過ぎても言葉が出ないとか、大人になっても「ドモル」事が有ります。またこの場合は睡眠中枢に異常がおるので呼ばれても目覚めず、朝もネボウします。
 赤面恐怖症という病気も有ります。これは恥ずかしさで顔が赤らみ、言葉が出ないものです。
2009/1/21 1 男女の体の創られ方
 女性の健康は、身体の創られ方が「男性とはどのように違うのか」ここから探りを入れましょう。
■草木のメスオス
 自然界にも雌雄が別という植物がおおく有り、「雌ノ木」のタネは「雄ノ木」より実りが少ないのです。近年の空気汚染や酸性雨などでも雌ノ木の実は年々減る傾向にあり、山奥の熊や鹿が人里を荒らします。公孫樹のギンナンは雌の実が「三筋で雄は二筋」と形で見別けられるので、減る速度は空気汚染のメーターにも成ります。味も雌ノ実のほうが甘いのです。
 雌ノ木は雌ノ実からしか育たないし、自然界の充分な恵みが欠けると「雌しべが欠け、稔りもせず」となるのは、自然の深い恵みを感じませんか?

■杉ノ木は花粉症事件で冤罪
 花粉症の犯人のように言われる「花粉」は杉などの雄花が飛ばすので、近年多くなったのは、種族繁茂の為に杉の木が「酸性の雨」に抗議して悲鳴を上げているものでしょう。ゴキブリが「ホイホイ」の中で、モガキナガラ産卵するのと似ています。
 春には「花粉症」が多い為に「花粉前線」まで報道される日常ですが、花粉症患者は杉の多い山村よりも、杉の少ない都市に多く、甲府の山村では風邪の予防に「杉の葉茶」を飲む習慣もあります。これは都会人が呼吸器が弱いことの証明で、都会生活が健康を蝕むことが原因ですね。

■産む女性の体力の強さ
 魚類や昆虫などでもその環境条件が悪いと雌が雄に変化するという話を聞きました。種族繁茂のために産む「女性」の働きには、動物の種に関係なく健康な体力が必要なのだと理解させられます。
 動物園に嫁入りした白熊が大人になって「牡だった」という話は、面白いニュースでしたが、パンダも雌は生まれ難く、育ち難いそうです。どうやら牡が希少で高価なのはスズムシとクワガタくらいでしょうか?

■男女乳児の出生数と死亡数の比率
 人間では世界中のどの国でも、乳児の出生率も死亡率も男児が高いというのは、むしろ自然の摂理で大人になって男女の育ち残った人口が漸く平均してくるそうです。つまり人間では女性が少なく生まれ、病気せずに育ち、男性は多く生まれても乳児の時代に多く死ぬのです。生後の健康は女性の方が強く、日本では平均寿命も女性が勝っています。