■[メンス]のリズム
*「血の道・月のもの」その歴史
約二千年前から残っている「素問」という本に《十四才頃メンスが始まり二十一才頃女性として体が成長し、二十八才頃盛り、三十五才で髪が抜け、四十二才頃ホホがこけて白髪が見え四十九才でメンスが終る》と書いています。昔も今も変わらず二十八日のリズムの流れをメンスが創りますが、これは月の引力に支配されているもので、これを「血の道・月のもの」とも呼びました。
■心の働きとメンス
*病状が悪くなる排卵期
身体と心は一つなので病気も心と深く関係しますが、特にメンスは女性の健康の中心軸と云えるでしょう。ゼンソクでもリュウマチでも排卵期には悪くなるのが普通で、病気の推移は毎月のメンス後の病状で観察せねばなりません。
*満月とメンス::ストレスとメンス
宇宙規模の陰陽の気の大きな循環は、月の引力となって大潮を起こし、脳の視床下部にある性の中枢を刺激し、メンスのリズムを創りますが、環境からのストレスにも大きな影響をうけます。
日常の人間関係などの刺激がストレスになってメンスが不順になり、過労からの腰痛なども女性の場合はメンスや排卵期とも絡んで経過します。心配や怒りでメンスが遅れ、母乳が止まることなどは珍しくないのです。
*月の満ち欠けと 満潮に始まるメンス
満月は上から欠け始めてだんだん下弦の月になり、暗い新月を過ぎ上から光って上弦の月になり、二十八日後に満月が輝き大潮が満ちます。その陽気は子宮に作用し、内膜が剥げおちて生理出血が始まり、子宮が収縮するまで生理が続きます。やがて新しい内膜に卵子が堕ちてくるという循環です。これにも二十八日掛かります。
■「更年期」と「更年期障害」
*輝ける更年期
更年期と更年期障害は別で、更年期とは正確には女性のメンスを巡る期間の事です。子供を多く生む健康な母親は、性生活にも恵まれ、「私は更年期を知らない」と朗らかなものです。
子育てを終えて自分の自由な人生に邁進する中年過ぎの女性や、独身の方でも生活にイキガイを持って暮らす方は更年期にも輝いています。生活目標を持てない女性や病気の方は「更年期障害」で苦労するものです。
*初潮や声変わりの早まりと閉経の遅れ
初潮の早まりと閉経のおくれは更年期の期間を延長しました。無排卵のメンスでも不快な日々が続きます。
少女の初潮は小学校三・四年生ころの満月の日に始まります。心がまだ発達しないのに、肉体的に成熟しているかのような、身体と心の成長のズレに問題があると言われています。男児の声変わりの時期も早まっていますので、こうした傾向は近年引き起こされている児童犯罪の原因かとも思われます。少年少女が性的に成長するこの時期は大切な心の成長期なので、家族も社会も優しく見守りましょう。
*女性だけの病気
メンスは女性に希望と不快を背負わせる十五日間ですが、一年では百八十日、四十年では七千二百日です。このため女性は常に貧血と「気鬱」を負わされる場合が多いのです。
其の上もしも妊娠すれば順調でも産前は十月十日間胎児を腹中に孕み育て、産後は一年近く授乳します。
冷え症などで数種の生理不順や帯気コシケ〜白帯などの病気も起きかねませんから、女性が背負う産みの作業は男性とは比較できない神秘的な「母の心と体力」でなされています。
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