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TAINACO-2 頭脳 : AMIGA A1200 (CPU:68030 MEMORY:4MB WorkBench3.0) アプリケーション :ELAN PERFORMER 出力 :DCTV
まず始めにTAINACOを作動させるために
試されたのが、Bars & Pipes と SCALAを組み合わせた方法。これは過去
インタラクティブ・ライブ
の、架空のソプラノ
で、宙に浮いたCGの手を、私の体に装着した「ミブリ」でコントロールした
MIDI信号で動かし、バーチャル楽器を演奏させた方法と同じもの。左は
Bars & Pipesの画面。0から入ったMIDI信号が1の SCALA TOOLへ流れ込み、
ここでノートナンバーがAREXコマンドへと変換され、SCALAへ送られる。
2はそのパラメーター。各ノートナンバーが、SCALAに仕込まれた手の動き
のアニメーション群にアサインされている。一番上のトラックから分岐した
パイプが3のディレイTOOLへと流れている。これは手が楽器に当たった
瞬間に発音させるために、MIDI信号を普通に楽器へ送るためのプロセス。
ディレイさせるのは、手が動き出してから楽器に当たるまでのストローク
があるため、その分発音は遅くしなければならないから。
右はSCALAの画面。Bars & Pipesから送られたAREXコマンドによって
2にリストアップされているアニメーションが作動する。5は、別のAMIGA
のVIDEO TOASTERから送られてくるヴィデオ映像と手のCGを合成する
ための、G-LOCK制御コマンドが格納されている。
第二の問題としては、打楽器をたたくという一瞬の出来事では、1/30秒 単位の動作の遅れも、気になるということ。TAINACO-2では、腕の振り下ろし、 振り上げの動作が僅か4フレーム(つまり4/30秒)間の出来事である ため、B & PからSCALAへとコマンドが流れ、それからアニメーションを 起動するという時間のロスさえ大きな問題になる。送られてくるMIDI信号 を前倒しにすれば解決するが、ロールを多用するアップテンポの曲には 向かない。
上の二つの問題をクリアすべく選ばれたのが、あのいにしえの
ELAN PERFORMER を使う方法。たしかWORKBENCHが1.3つまり
十年以上?前に登場したELAN PERFORMERは、シンプルかつ機敏。
こんなものいまだに持ってる私もエライが、十年前にこんなもの
があるのも不気味。右はELAN PERFORMERの画面。1と2のエリア
に各パーカッション、各カメラアングルのTAINACOがアサインされ
ている。ちなみにライブの本番中で使用されているのは2のエリア
のものだけ。各キーはMIDIのノートナンバーに対応している。3で
は、ELANのアニメーションが機敏であるため、多少再生スピードを
落としてあるが、それによって音源とのズレが生じはじめる。
スティックの基本ポジションから打面に当たる瞬間まで、TAINACO-2
では1フレーム表現されているので、
音源とのズレもフレーム単位で気になりはじめる。このズレは
A1200に送るMIDI信号を前倒しにすることで解消されている。
1:十年前のものだからして、当然AGAに対応していない。しかし、 フルカラーで出力したいのが人情。この問題はDCTVで解決する。 ちなみに、私はDCTVのフィルムっぽい色合いがけっこう好きなのだ。 2:なぜか、DPやBrillianceで作ったアニメファイルをELANで再生 するとフレームの順番がおかしくなる。6フレームのアニメなら 1-2-3-4-5-6-1-2、と再生される。この十年間まったく気がつか なかった。しかし、4フレームアニメという一瞬の出来事では、 大きな問題になる。フレーム2でスティックが打面に当たるアニメ だと、これでは一発の指令で二発叩いてしまう。しかもスティック が打面に張り付いた状態でストップする。この場合、アニメーション を一旦フレームにバラし、ELAN付属の ANIMsplicerでアニメを組み 直すと解消する。なぜだ??? 3:ELAN PERFORMERをMIDIで動かすには、同時にELAN MIDIを立ちあげ る必要があるが、仕事が終って、ELAN MIDIを落とすとシステム がクラッシュする。まあWB1.3時代のものだから、しょうがないか。 本番が終ったらアプリケーションをいちいち終了させずに、豪快 に電源をぶっちぎるのもまた、AMIGAの醍醐味というもの。