天広直人版画展とやらに行ってきました。

2002/03/09(Sat)
 イベントというほどのイベントでも何でもなかったのであまり詳しくは書きませんが....
 天広直人といえばシスタープリンセスの絵描いてる人でシスプリブームに乗って一躍時の人になったというあの絵描きさんです。
 元々描いていた絵にはかなりクセがあったそうでそれほど受けるものではなかったらしいのですが、最近の絵はすっかり誰にでも受け入れられるようになった模様で。
 と、いいますか、この世界は勝利を収めればそれがすなわちスタンダードとなり何の疑問もなく受け入れられてしまう傾向がありますからね。
 樋上いたるセンセイをはじめ、この世界はそういうものなのです。
 ということでシスプリで無事に勝者となった天広直人。
 池田会長を称える勝利の鐘が鳴り響く中、どういうわけか「版画デビュー」までしてしまいました。
 そう、版画といえば芸術作品で購入時に証明書までついてきて、限定枚数が決まっていて、秋葉原ではあの悪名高いアール・ブリアンがラッセンやイレーヌ・メイヤーの絵を高値で売りつけているために、葉月萌え男さん(28)が「なんとかしてほしい」と石原都政に陳情しているアレです。

 つまり天広直人とシスタープリンセスは芸術作品として認められたのです!

 悪い冗談としか思えないのですが、まあ今の世の中は"バーチャファイターを作った男"鈴木裕氏が個展を開くほどに濁乱の時代(顕正会的表現)ですから何があってもおかしくないのかも....
 信者を100万人集めて国立戒壇を建立すればこういうこともなくなるのでしょうか?(笑)

 まあそういうわけで見に行ってきました。
 版画展ということで絶対にイレーヌ・メイヤーの時に体験したような修羅との戦いを覚悟していたのですが、全然そんなこともなく普通に見学できました。
 初日の金曜日には見物客が多すぎて一回りするのに30分以上かかっていたという話で、まさに天広直人が芸術家として秋葉原のオタから認められたということでしょう。
 すごいなぁ、天広先生。
 とはいっても展示物はといえば版画が5点とその他雑誌のイラストくらいなのですが....
 商品として展示されていたのは
●可憐1人
●千影1人
●よく見かける12人が集合したもの
●メッセサンオーかどこかのテレカと同じ絵柄(MU-6氏談)の6人集合Aタイプ(可憐や咲耶やチェキ)
●残りの6人集合Bタイプ(鞠絵とか)

となります。
 これらが全て一枚15万円のお値打ち価格!
 もうね、自分たちと大差ないオタさんがたくさん購入のためのテーブルについて買う気マンマンで販売員の説明を聞いているのです。
 その瞳も「あ〜、変なのに捕まってしまったよ…」というものではなく「やったー! シスプリの版画を無事に買うことができるよ!!」という希望に満ちていましたからね....
 いや強烈でしたわ。

 さて、これだけだと別に何もないのですが、販売員のお兄さんを一人捕まえてお話を伺ってみちゃいました。
 この人メチャクチャいい人で、原価はどれくらいするのかといったクリティカルな質問以外はなんでも答えてくれちゃいます。
 いのまたむつみとか天野喜孝の絵を扱っている関係上、オタではないけど興味がないわけではないということで、
今度はシスプリの版画を扱うという話になった時に勉強のために秋葉原のアニメイトに行ったらあまりのシスプリグッズ満載ぶりに「いつの間にやらオレの知らない世界がここに……」と本気でショックを受けたらしいです。
 その他にこの人から聞いた話を列挙してみると…
・初日は1時間半前から並んでいるヤツがいた
・5枚まとめて買っていく人が多数いる
・大半は分割払いで買っていくとか、(5年払いで完了時まで購入者にシスプリ熱があるのかどうかはこの人も疑問を持っていたようですが…)
・新宿で開催する前にほとんど売り切れそうな勢いでビックリ
・一番売れているのは千影の絵(可憐よりも全然売れているらしい…)
・6キャラずつ集合している絵については赤い方(可憐や咲耶の描いてある方)が売れている
・会場に置いてあるシスプリキャラの等身大パネルはメディアワークスにお願いしまくってどうにか許可を取って置かせてもらっているので盗まれたりすると全員クビにされるかもしれないらしい(版画より重要ですか? なんだそりゃ)
・秋葉原と新宿で展示内容が多少違う
・アール・ブリアンの話を振ったら苦笑しながら「ウチはまともに店頭公開しているからああいう二重価格をやったら監査に引っかかって怒られる」と答えてくれました。…その割に15万円の版画を14万7000円にしている販売員がいたのは割引のレベルということなのでしょうか?

 だいたい聞けたのはこれくらいでしょうか。
 そんな話を最初から版画を買う気などないことがわかりきった集団相手に語ってくれる辺り、販売員の鑑だと思います。
 ということで今回はアール・ビバンの販売員浅野さん(仮名)マンセー! ということがわかりましたということで。(笑)


関連Website
 天広直人版画展 〜シスタープリンセスの世界〜
 天広直人



戻る