
病名 | 総患者数 | 年間発症人数 | 病態 |
| 慢性骨髄性白血病(CML) | 8,000人 | 骨髄性で4,000人 | 造血幹細胞が腫瘍化する。 |
| 急性骨髄性白血病(AML) | 6,000人 | - | 前駆細胞などの未成熟な段階で腫瘍化し無限大に増えていく。 |
| 急性リンパ性白血病(ALL) | 4,000人 | リンパ性で2,000人 | 同上 |
| 悪性リンパ腫 | 36,000人 | 10,000人 | 省略 |
| 慢性リンパ性白血病(CLL) | 2,000人 | - | 病原体を処理できないリンパ球が増える。 |
| 骨髄腫 | 11,000人 | 3,000人 | 抗体をつくる形質細胞が悪性化、増加する。 |

1) 代謝拮抗剤A抗がん剤の例(CHOP)
がん細胞の中にある酵素を利用して分裂を押さえ込む。但し、正常細胞にもある為有害事象が出る。
2) アルキル化剤
DNAはらせん状に構造になっているが、そのDNAの結合を異常なものにして死滅させる。毒ガスの研究から開発された薬。
3) 抗がん性抗生物質
他の抗生物質などと同様に、土壌に含まれる微生物からつくられたもの。化学構造を変化させてがん細胞に効くようにした。
4) 植物アルカロイド
細胞の分裂に重要な微小管の働きを止める。
1) シクロフォスアミド(Cyclophosphamide、エンドキサン)※副作用については、長期間とれない場合があるが、二次発ガンなど、数ヶ月、数年してから副作用が発生するケースもあるという。
A) 分類:アルキル化剤
B) 作用:がん細胞の成長を阻害、死滅させる。
C) 副作用:膀胱の出血、感染するリスクの増加を伴う白血球の減少 、脱毛、悪心、嘔吐、食欲不振、口や唇のただれ、下痢、生理の停止(女性)、精子の減少(男性)、出血するリスクの増加を伴う血小板の減少、血尿、爪床の黒ずみ 、にきび、疲労、シクロフォスファミド服用時に妊娠したことによる胎児の変化 、咳と息切れを伴う肺線維症、大量投与による心臓の変化
2) アドリアシン(Hydroxydaunomycine(adriacin))
A) 分類:抗がん性抗生物質
B) 作用:がん細胞、正常細胞を死滅させる。
C) 副作用:心筋障害、脱毛、白血球減少、悪心・嘔吐、食欲不振、口内炎、血小板減少、貧血、赤血球減少、心電図異常
※アドリアシンは心不全の可能性が高まる為、8回までしか投与できない(厳密には11回までだが、安全を見て8回という事らしい。つまりCHOP両方は8回を超えて実施される事はほぼない。) 3) オンコビン(Oncovin(Vincristine))
A) 分類:植物アルカロイド。
B) 作用:細胞分裂を妨げ、がん細胞を死滅させる。
C) 副作用:便秘、麻痺製イレウス、腸閉塞、脱毛、末梢神経の炎症またはダメージによる手足のしびれ及びうずき、虚弱、筋肉痛、痙攣、胃痛、複視、うつ状態、味覚の変化、感染リスクの増加を伴う白血球の減少、出血リスクの増加を伴う血小板の現象、あごの痛み、頭痛、インポテンツ
4) プレドニゾロン(Prednisolone)
A) 分類:ホルモン拮抗薬
B) 作用:炎症を抑える、リンパ球をバラバラにして死滅させる、免疫抑制。
C) 副作用:胃炎、発汗、赤面、よくしゃべるようになる、異常な食欲(が、気持ち悪くもあり、お腹はすくが食べれないという拷問状態になる)、眠気 、めまい、不眠、震え、神経過敏、不快感、悪心、食欲不振、性的能力の減少、頭痛、錯乱、不安感、手足の指のしびれ及びうずき、等(眠気と不眠、食欲増進と食欲不振など矛盾した副作用が存在する)
| 吐き気 | 味覚障害 | 胃痛・胸やけ | 骨髄抑制 | その他 | |
| 1日目 | × | ||||
| 2 | × | △ | 便秘、きつい不眠 | ||
| 3 | × | × | 〃 | ||
| 4 | × | × | 〃 | ||
| 5 | × | × | × | 〃 | |
| 6 | △ | × | × | 〃 | |
| 7 | △ | × | × | ||
| 8 | △ | △ | × | ||
| 9 | △ | × | |||
| 10 | △ | × | × | 以降感染症注意 | |
| 11 | △ | × | × | 口内炎、むくみ、肩こりなど | |
| 12 | △ | × | 様々な症状に注意 | ||
| 13 | △ | × | 〃 | ||
| 14 | × | 〃 | |||
| 15 | × | 〃 | |||
| 16 | × | 〃 | |||
| 17 | × | 〃 | |||
| 18 | × | 〃 | |||
| 19 | 〃 | ||||
| 20 | 〃 | ||||
| 21 | 〃 |
※1日目に点滴、2〜5日目は経口ステロイド(プレドニゾロン)(3) 抗がん剤副作用軽減方法
1) 手洗い、イソジンなどによるうがいを忘れない(感染症予防、及びうがいは口内炎対策にもなる)。A味覚異常時でも食べれたもの
※口内にはたくさんの菌がいるが、免疫がさがり、特定の菌が増殖し、口内炎が発生する。清潔に保つ事で改善が見込まれる。
2) 人ごみに行かない。
3) 白血球減少時はマスクをする。
4) 清潔に保つ。なるべく毎日入浴。不可でも体を蒸しタオルで毎日ふく。(白血球が下がってもOK!)
5) よく寝る。特に吐き気から逃れるには寝るしかない。
6) ペットボトルの飲み物はコップに移して飲む(でないとペットボトル内ですぐにばい菌が増加!!)。
7) 毒素を早く出す為、水分を多く取り(3リットル以上/日が目安)、小便を多くする。
8) 甘いものを取り過ぎない。(味覚障害では私は甘いものは何とか食べれたが、ステロイド摂取時は糖尿病になりやすく注意が必要。)
9) 血小板が下がっている為、血が止まりにくい。その為、歯ブラシは軟毛、特に豚毛を使用する。
10) 水は国産の物にするのがベター。
11) 果物は食べやすい(但し皮をむいて食べる物のみ。いちごなどは×。グレープフルーツも薬の効果を下げる為禁止。)
12) 熱い物で臭く感じても、冷やすと食べやすくなる場合がある。
13) むくみはマッサージや、足をあげて寝る。最悪利尿剤を使用するケースもある。
1) ほぼ常にに食べれるもの
フルーツ、サラダ、甘い物、100%ジュース、じゃがいも、枝豆、甘栗、豆腐、するめ、ガム、おかゆ、アイスクリーム(特にICE BOXは気持ち良い。)
※ラスト2クールは殆ど一週間リンゴくらいしか食べれず。
2) 食べれる場合があるもの
せんべい、おにぎり、味噌汁、カップラーメン、とうもろこし、納豆
3) 食べれないもの
辛い物(キムチ、カレー等)、熱い物、脂っこい物
※しかし、吐き気、味覚が戻ると、今までの抑圧で、焼肉、ステーキ、すきやき、しゃぶしゃぶ、鳥鍋、焼鳥、こってりラーメン、寿司がむしょうに食べたくなる。週一回の法則に従い、普段は野菜中心、週一回は我慢せずに食べる。
・Indolent Lymphoma, Low Grade:進行の遅いタイプ、低悪性度(年単位)
・Aggressive Lymphoma, Intermediate Grade:進行の早いタイプ、中悪性度(月単位)
・Very Aggressive Lymphoma, High Grade:極めて進行の早いタイプ、高悪性度(週単位)
・mediastinal (thymic):縦隔(胸腺)
・intravascular:血管内
・primary effusion lymphoma:原発性滲出液リンパ腫